病院に砲撃、4人死亡 ウクライナ東部
キエフ(CNN) 親ロシア派武装組織とウクライナ軍との紛争が続くウクライナ東部ドネツクで4日、病院や学校に砲弾が着弾し、4人が死亡した。地元当局者が明らかにした。
ドネツク市当局によれば、死者が出たのは同市キーロフ地区にある病院。学校や幼稚園もある地域が被害に遭い、キーロフ地区は停電した。
ウクライナ東部における同国軍と親ロシア派の戦闘は激化しており、一般市民が犠牲になる例も増えている。国連のフセイン人権高等弁務官は3日、1月末までの3週間で224人が死亡し、540人以上が負傷したと明らかにした。
こうした状況を受け、米政府はウクライナ東部ドネツク州とルガンスク州で親ロシア派との戦闘を続けるウクライナ政府に、殺傷能力をもった武器の供与を検討している。
供与される兵器には、対戦車・対空システムや砲撃に対する迎撃システムが含まれる可能性がある。