イスラエル、ミサイル防衛で増額要請 対立目立つ米国に

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米国、イスラエル両国関係ではイスラエルのネタニヤフ首相が最近、オバマ政権の反発を無視し共和党の招待に応じる形で米連邦議会で演説し、両首脳間の不和が深まった。同首相は演説で、オバマ氏がイランとの間で進める核交渉を指弾してもいた。

両国関係の現状を考えれば、ミサイル防衛システムに関するイスラエル側の要望の実現は難しい状況にある。米国によるイスラエルへの援助は軍事面を含め毎年30億ドル以上に達している。

一部の米議会筋は、イランの核問題に根差す米国、イスラエル間の意思疎通の欠如は両国間のミサイル開発資金の要求にも悪影響を及ぼしていることを示唆。議論の中断が目立つのはイランの核兵器問題ともされる。同国の弾道ミサイルは核兵器の運搬手段にも成り得る。

複数の米情報機関当局者はここ数カ月間、イランは長距離弾道ミサイルの開発努力を拡大していると警告。イスラエルへの攻撃能力や大陸間では恐らく欧州と米国東海岸を標的にし得る数年内の能力取得を目標にしていると分析した。

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