北朝鮮、駐韓米大使への襲撃を称賛

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駐韓米大使が刃物で襲われ負傷 ソウル

(CNN) マーク・リッパート駐韓米国大使が5日朝、ソウルの講演会会場で刃物を持った男に襲撃され、負傷した事件について、北朝鮮政府は「正義の刃の洗礼」と称賛し、「韓国における反米感情」の表れだとの見方を明らかにした。

北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)によれば、襲撃事件について同国政府は「戦争好きの米国に対する当然の懲罰」と考えているという。

韓国の外務省のウェブサイトによれば、朴槿恵(パククネ)大統領はリッパート大使に電話し、事件の報に驚くとともに非常に心配していると伝えた。朴大統領自身、数年前に同じような襲撃を受けたことがある。

警察によれば容疑者の男(55)は、3月に入り始まった米韓合同軍事演習の中止を求めていたという。同演習は北朝鮮の激しい批判にもかかわらず、毎年行われている。

容疑者は単独犯行だと主張しているが、警察は共犯者の有無や動機についてさらに捜査を続けている。

リッパート大使はの容体は安定しており、3~4日間入院することになるという。

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