ナイジェリア北部で自爆テロ 死者54人、負傷者139人
ナイジェリア・カノ(CNN) ナイジェリア北部ボルノ州マイドゥグリで7日、市の主要市場と魚市場、バス乗り場の3カ所で自爆テロが発生し、当局によれば、一連の自爆テロで少なくとも54人が死亡し、139人が負傷した。
目撃者によると、自爆したのは女3人、男1人の計4人だという。
最初の爆発は魚市場の外で起きた。目撃者によると、午前11時20分ごろ、ヒジャブをかぶった女性が原動機付き軽三輪車を降りた直後に自爆したという。
2つめの爆発は、その1時間後、市の主要市場の外で発生した。市場の入口の手荷物検査の列に2人の女が並び、そのうちの1人が自爆。そして負傷者を助けるため人々が集まってくると、もう1人が自爆した。
3つめの爆発はバス乗り場で発生。目撃者によると、男がバス乗り場近くにやってきて、手に持っていた遠隔起爆装置を押したという。
いずれの組織からも犯行声明は出ていない。
ナイジェリアでは北部やその他の地域で同様のテロが相次いでおり、その背後には同国を拠点とするイスラム過激派「ボコ・ハラム」の存在がある。ボコ・ハラムは、ナイジェリア全土へのイスラム法(シャリア)導入を目指している。同組織のテロ行為の影響で、ここ数カ月間に数百人の死者が出ている。