「ドアを開けろ」機長が絶叫 墜落直前の様子が明らかに
10時38分、地上まで4000メートル。まだルビッツ副操縦士の呼吸音が聞こえる。
2分後、右翼が山間部に接触したと思われる物音がして、最後の悲鳴が上がった。
航空専門家によれば、ボイスレコーダーの音声は捜査の鍵を握る極秘情報であり、捜査を終えた時点で最終報告書に一部が盛り込まれることはあっても、当局がそのままの形で一般に公開することはあり得ない。ブラックボックスの内容がこのような形でリークされたのは「信じがたい」という。
フランス航空事故調査局(BEA)は、ビルト紙へのリークに「愕然とした」と話した。
墜落現場では今も捜索が続いており、フライトデータレコーダーはまだ回収されていない。