キャセイの操縦士を逮捕、刃物の持ち込み図った疑い 英
香港(CNN) ロンドン警視庁は20日、ヒースロー空港で香港キャセイパシフィック航空の操縦士を逮捕したと発表した。機内にナイフを持ち込もうとしたとされる。
操縦士は18日夜、262人を乗せて香港へ向かう便に搭乗する予定だった。
乗務員用の手荷物検査場で、荷物の中からナイフが発見された。通報を受けて空港警察が出動し、公共の場で刃物を所持していた容疑で操縦士を逮捕したという。
警察によると、操縦士は近くの警察署へ身柄を移され、その後いったん保釈された。
この便の乗客らは客席で2時間以上待たされた末に、便のキャンセルを知らされた。出発は翌日に変更となった。キャセイパシフィック航空は乗客らに謝罪し、宿泊先や別便への振り替えを手配した。
同航空はCNNの取材に対し、当局の捜査に協力すると表明したが、詳細な経緯には言及しなかった。
乗客の1人は香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙に「乗務員の問題とだけアナウンスされた。機長は、別の操縦士を手配しようとしたが間に合わなかったと謝罪していた」と話した。