ネパール地震 死者4千人に迫る、救援活動なお難航
ネパール・カトマンズ(CNN) ネパールで25日に起きた大地震で、同国とインド、中国で27日までに3954人の死亡が確認された。ネパール当局によると、負傷者は7000人を超えている。
現地ではこの日もがれきを手で掘り起こしたり、仮設診療所で負傷者の手当てをしたりする作業が続けられた。しかし首都カトマンズの停電や救援物資の不足により、捜索救助活動は難航している。
損傷した建物が余震で倒壊する恐れもあり、各地で数千人が屋外で寝泊まりする生活を続けている。
カトマンズでは有名寺院ががれきと化し、住民は倒壊した自宅の下敷きとなり、患者であふれ返る病院は医療物資の不足に見舞われている。周辺の集落でも深刻な被害が伝えられている。