アサド政権の統治能力に陰り、過激派の浸透懸念 米軍首脳
シリア内戦は現在、ISIS、その他の過激派と穏健派が三つどもえの戦いを繰り広げている状況にあるとも説明。結果的にアサド政権は昨年と比べ、より直接的な脅威に直面していると述べた。
この一方で、アサド政権には今なお、反政府派を撃退するために頼れる協力組織などが多数いるとも主張。政権が支援を一層求めつつある組織もいるとし、レバノンのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」がシリア反政府派に対しより強硬な行動に出る可能性にも触れた。
また、シリアの主要同盟国はシリアへの支援を縮小させる意図を示していないとも指摘。過去にはアサド政権の崩壊を阻止するための援助を拡大し、今後も同様の措置を取るだろうことに疑いはないとも述べた。その上で、米国はイランとロシアが過去の例と同様、シリアに武器や物資支援を新たに行うのかを注視しているとも語った。