豪雨で地滑り 52人死亡、37人負傷 コロンビア
(CNN) 南米コロンビア北西部で18日未明、豪雨による地滑りが発生し、当局によると少なくとも52人が死亡、37人が負傷した。
地滑りはアンティオキア州サルガルで発生し、住宅や橋が土砂に押し流された。現場では捜索救助活動が進められているが、行方不明者の数は確認できていない。
少年1人を川から救助したという男性は地元メディアの取材に対し、「あちこちから悲鳴が聞こえて助けに行こうとしたが、川を渡れなかった。橋は全部埋まっている」と語った。
別の男性は揺れを感じて家族と一緒に外へ飛び出した直後に自宅が押し流されたと証言。また、午前2時ごろに山からがれきが落ちてきたため教会に避難したという男性は、「電気が消えて真っ暗になった。懐中電灯で照らすと、何もかもなくなっていた」と話している。
サントス大統領は一帯に非常事態を宣言し、被災者のための新しい住宅や、がれきを取り除くための重機を提供し、被災者を支援すると表明した。
アンティオキア州のファハルド知事は現場の写真をツイッターに掲載して犠牲者に哀悼の意を表した。
1.Terminamos la visita con el Presidente Santos a Salgar. El dolor por las personas muertas en la tragedia. Pésame pic.twitter.com/mRFQ78emm4
— Sergio Fajardo (@sergio_fajardo) 2015, 5月 18