イラン核協議大詰め、「世界の安全保障左右する」
各国の外相らは28日の昼すぎ、再び交渉に入った。
交渉の焦点となっているのは、イランが国際原子力機関(IAEA)による核施設の査察を認めるかどうかという問題と、欧米諸国が対イラン制裁をどの時点で解除するのかという問題だ。
ケリー長官は合意成立への見通しを問われ、「双方とも明るい見通しを持っていると言っていいと思う。非常に難しい問題もいくつかあるが、それぞれの立場から解決に努めなければならない」との認識を示した。
一方、イランの国営プレスTVが28日に伝えたところによれば、同国のラリジャニ国会議長は「こちらから一段の譲歩を引き出すための宣伝工作として、過剰な要求を突きつけている」と欧米諸国を批判。そうした行為をやめるよう警告を発したという。