北朝鮮、取材「志願者」が人権状況を擁護

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
国外で行方不明になったムン・スキョンさん。両親は韓国当局が拉致したと主張している

国外で行方不明になったムン・スキョンさん。両親は韓国当局が拉致したと主張している

北朝鮮では、脱北者の多くは韓国当局によって拉致されたか、「だまされて」国外に逃れた人々だと信じられている。北朝鮮を批判したい韓国にとって、脱北者が次々に現れる状況は都合がいいためだ。

今回の面会に応じたある夫婦は、カンボジアの首都プノンペンで働いていた娘を拉致されたと主張。感情をあらわにしつつ語ったところによると、拉致の実行犯は韓国の国家情報院(NIS)の工作員で、夜間に店の常連客を装ってプノンペン市内にある北朝鮮レストランから娘を連れ出し、タイとの国境を越えた後で行方をくらましたという。

別の女性もまた、中国南部・深圳の北朝鮮レストランから拉致されたと明言。韓国の情報機関のために働く「韓国民族」の手により、2カ月にわたり民家に監禁されたと訴えた。

CNNではこうした主張の真偽を確認できていないが、NISは「事実無根」としている。

面会中はどの「志願者」もこちらと直接会話し、質問に答えた。その間、そばに座る当局者に遮られることはなかった。とはいえ、事前にどのような打ち合わせをしていたかは知る由もない。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「朝鮮半島情勢」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]