南北高官の会談、2日目に 北朝鮮は軍備を増強
韓国・坡州市(CNN) 朝鮮半島情勢の緊張が高まるなか、韓国と北朝鮮の高官による会談は23日、板門店で2日目の話し合いに入った。
北朝鮮からは、黄炳瑞(ファンビョンソ)氏と金養建(キムヤンゴン)氏が参加。北朝鮮の専門家によれば、黄炳瑞氏は金正恩(キムジョンウン)第1書記の側近で、発言には第1書記と同等の重みがあるとされる。金養建氏の参加は、北朝鮮が幅広い分野で交渉を行いたいと考えていることを示唆している可能性があるという。
韓国からは、洪容杓(ホンヨンピョ)統一相と金寛鎮(キムグァンジン)国家安保室長が協議に出席している。
南北高官の会談が行われている一方で、韓国の国防当局者によれば、北朝鮮は前線の砲兵部隊の数を2倍に増強した。また、北朝鮮の潜水艦の70%が基地を出たという。
会談に先立っては、20日に北朝鮮からの砲撃に対して韓国が応射し緊張が高まっている。また、韓国が拡声器を使ったプロパガンダ放送を再開したことに反発し、北朝鮮も同様の拡声器放送に踏み切るなどしていた。