離婚や同性愛――教会の教えにも変化か ローマ法王が示唆
(CNN) 南米を訪れているローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は6日、エクアドルの最大都市グアヤキルでミサを開き、家族の重要さを訴えた。法王はこの中で、家族関係をめぐる教会の教えに変化が起きる可能性を示唆した。
エクアドル当局者らによると、この日のミサには数十万人が集まった。信者らは法王の出身国アルゼンチンをはじめ、南米各国の旗を振って法王を温かく迎えた。
法王はミサの説教で、今年10月に予定されるカトリック聖職者らの会議に言及した。この会議では離婚や同性愛など、家族のあり方をめぐる教会の教えを変えるべきかどうかが議論される見通し。法王は「現代の家族が直面する困難で重要な課題について、具体的な解決策を話し合うことになるだろう」と述べた。
さらに、「今は不純な恥ずべきこと、恐ろしいことと思われている概念を、キリストが奇跡に変えてくださるよう強く祈ろう。現代の家族は奇跡を必要としている」と力を込めた。