連続自爆テロで43人死傷 カメルーン北部
(CNN) カメルーン北部のマルアで22日、2度の自爆テロがあり、当局によれば、少なくとも11人が死亡し、32人が負傷した。実行犯の女2人も死亡した。治安要員によれば、女らはベールを着用し、物乞いにふんしていたという。
今のところ、犯行声明は出されていない。
カメルーンの地元メディアは、ナイジェリアを中心に活動しているイスラム過激派ボコ・ハラムによる犯行だと伝えている。
カメルーンのビヤ大統領はウェブサイトに、テロ行為を非難し、遺族に弔意を表す声明を発表した。
マルアの街はカメルーン北部にあり、ナイジェリアとの国境にも近い。ボコ・ハラムに対抗する軍事作戦を展開するために、軍の司令部が置かれている。
ボコ・ハラムは、イスラム法(シャリア)の導入を主張し、ナイジェリアを中心に活動を続けている。最近では、ナイジェリア周辺のカメルーンやチャド、ニジェールなどへも活動範囲を広げている。