ISIS、大規模作戦に重点か アルカイダ系組織に対抗
ISISの戦闘員は現在、2万~3万人とされる。米軍主導の空爆作戦で数千人の戦闘員が死亡したとみられるが、空爆開始前と同規模の合計人数を維持してきた。
米軍はISISのシリア進攻に対抗するため、同国の反体制派を対象に軍事訓練を実施している。だが国防総省当局者らがCNNに語ったところによると、訓練を受けたメンバーのうちすでに半数が、脱走したり過激派に襲撃されたりして行方不明になった。
当局者らは、反体制派支援の方法を変更せざるを得ないとの認識を示す。
しかし米ホワイトハウスのアーネスト報道官は7日の記者会見で、ISISの支配地は縮小していると強調。「イラクでの活動範囲は昨年夏から約30%減、シリア北部でも1万7000平方キロ以上の支配地を失っている」と強調した。