イスタンブールの警察署と米総領事館に攻撃 死者も
イスタンブール(CNN) トルコの最大都市イスタンブールで10日、警察署と米領事館が相次いで攻撃を受け、警察署では1人が死亡、10人が負傷した。両事件の関連性は明らかでない。
アナトリア通信によると、イスタンブール郊外スルタンベイリの警察署付近で同日午前1時ごろ、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、少なくとも10人が負傷した。
さらに午前6時45分、現場で警戒にあたっていた治安要員らを武装グループが銃撃。負傷した警官1人が病院で死亡したという。
イスタンブールの米総領事館は同日、武装した2人組の女に襲撃された。当局によると、2人のうち1人は逮捕され、もう1人は逃走中。死傷者は報告されていない。
アナトリア通信によると、2人はトルコや米国、欧州連合(EU)がテロ組織に指定している極左組織、革命的人民解放党のメンバーとみられる。当局は声明で、長射程の武器などを押収したと述べた。
イスタンブールの米総領事館は2008年7月にも武装集団に襲われ、銃撃戦でトルコ人警官3人と犯人側3人が死亡した。
13年2月には首都アンカラの米大使館前で、極左組織による自爆テロが発生。実行犯1人と治安要員1人が死亡した。