「オマル師は13年4月に死亡」 タリバーンが認める
(CNN) アフガニスタンの反政府勢力タリバーンは8月31日、声明を出し、前最高指導者のオマル師が2013年4月23日に死亡していたことを認めた。
タリバーンは7月末、オマル師がすでに死亡していることを認め、ナンバー2だったマンスール師が新たな最高指導者になると発表していた。しかし死亡時期は明らかにしていなかった。
31日の声明は、オマル師からマンスール師へバトンが渡されたことを確認し、マンスール師の経歴などを紹介する内容。
オマル師の死については、メンバーらの士気を維持するために伏せていたと説明している。タリバーンは当時、国際部隊が14年末までの撤退を表明したことを受け、13年を「外国からの侵入者」と争う最後の年と位置付けていたという。
オマル師が率いていたタリバーン旧政権は米同時多発テロの後、首謀者とされる国際テロ組織アルカイダのオサマ・ビンラディン容疑者をかくまい、米軍による対アフガン軍事行動を招いた。