中国、新たな排出量取引制度導入へ 米中首脳会談時に発表
ワシントン(CNN) 米国を公式訪問中の中国の習近平(シーチンピン)国家主席が二酸化炭素(CO2)の排出量取引に関する新たな政策について、オバマ米大統領との会談の際に発表することが分かった。米高官が明らかにした。
習主席は現地時間25日にホワイトハウスで行われるオバマ大統領との会談の際に、この政策の詳細を明らかにするという。オバマ政権は、中国に対して、二酸化炭素の排出削減や環境に優しい発電技術への投資を働きかけてきており、同政権にとって大きな成果となりそうだ。
中国は1年前の北京での米中首脳会談でCO2の排出削減に合意。今年12月にパリで開かれる国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)で新たな温暖化対策の国際的な枠組みを作ることを目指すオバマ大統領にとって、大きな1歩となっていた。
米中はこれまで数カ月間かけて交渉を行い、排出取引政策の詳細を詰めてきた。新ルールは2017年に施行される予定だ。