ロシア、シリアで新たな軍事拠点構築か 部隊配備の可能性
(CNN) 内戦下にあるシリアでロシアが軍事介入を強めている問題で、軍事情報企業「IHSジェーンズ」は24日までに、同国がシリア西部の2カ所で新たな軍事関連拠点の構築を進めている可能性があると報告した。
衛星画像に基づく分析結果で、これら2カ所は以前には軍事的な動きが把握出来なかった場所で、ロシア軍部隊を配備する準備作業ともみられると述べた。
米政府はシリア内でのロシアの軍事的な動向を注視しており、先週にもシリアの地中海沿岸部の港湾都市ラタキアでロシアが基地建設とみられる活動を行っていると指摘していた。ロシアはシリアのアサド政権を後押ししている。
IHSジェーンズによると、新たな軍事拠点づくりの動きはラタキア市北部にある兵器保管施設などで目撃される。米国防総省のクック報道官は定例会見でジェーンズの指摘に対し諜報(ちょうほう)問題を理由にコメントを拒んだ。