ロシア、シリアで新たな軍事拠点構築か 部隊配備の可能性

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シリアのアサド大統領

シリアのアサド大統領

ジェーンズはまた、ラタキア近くでロシア軍の戦闘用航空機の顕著な増加も指摘。多目的な戦闘用航空機、地上攻撃機や攻撃機計28機を確認したとしている。米政府当局者は先に、ロシアはシリアに戦闘機や攻撃機ら25機以上、ヘリコプター15機、戦車9両、地対空ミサイルシステム3基に少なくとも500人の要員を派遣したとCNNに明かしていた。

さらに複数の米政府当局者はCNNの取材に、ロシアは監視任務用とみられる無人機をシリア上空で飛ばし始めたとも説明していた。

ロシアによるこれら軍事介入の真意を米政府は明確につかんでいない。ただ、米国が主導する有志連合軍はシリアやイラクで過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の拠点などへの空爆を続けており、ロシア軍機のシリア配備が空中での不測の事態発生につながりかねないとの懸念も生まれている。

ロシアは、ISIS掃討の必要性に言及している。アフガニスタン駐留米軍司令官などを務めたデービッド・ペトレイアス氏はロシアの狙いについて、シリアのアサド政権への支援を強めることで中東地域での影響力拡大を見据えていると分析した。

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