イエメンでまたモスク攻撃、29人死亡 3カ月で6度目
イエメン・サヌア(CNN) イエメンの首都サヌアにあるモスク(イスラム教礼拝所)の内部で24日早朝、爆弾が爆発し、礼拝していた宗徒ら少なくとも29人が死亡した。首都の当局者などが明らかにした。
現場は「アル・ビライリ」モスクで、数十人規模の重傷者がおり、犠牲者が増える可能性がある。犯行声明などは出ていない。
同モスク内はイスラム教の2大祭の1つである犠牲祭を祝う宗徒で混雑していたという。
イエメン内のモスクが攻撃の標的となった事件は過去3カ月で6度目となった。
同国ではイスラム教スンニ派のハディ暫定大統領派とシーア派の反政府組織「フーシ」の戦闘が依然続いている。スンニ派が主流派のサウジアラビアなどの有志連合軍は暫定大統領派を肩入れするため空爆などを続けていた。