バングラデシュでイタリア男性射殺、ISISが犯行声明
(CNN) バングラデシュの首都ダッカの路上で28日夜、イタリア人男性が銃で撃たれて死亡した。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出した。
死亡したのはセサレ・タベッラさん(51)。教会団体のメンバーとして今年5月からバングラデシュに滞在し、支援活動のチームを率いていた。
ダッカ警察幹部によると、タベッラさんはこの日、ダッカ市内にあるアメリカン・スクールのプールで泳いだ後、ジョギングで自宅に向かっていた。2人組が3発の銃弾を撃ち、オートバイで逃走したという。タベッラさんが持ち物を取られた様子はなく、警察は計画的犯行との見方を示している。
インターネット上でイスラム過激派の活動を監視している「フラッシュポイント・パートナーズ」によると、ISISは声明で「バングラデシュのイスラム帝国」の戦闘員らが消音装置付きの銃でイタリア人を殺害したと発表。欧米側諸国の「全市民」に対し、「イスラムの地でお前たちの身に安全はない。これは始まりにすぎない」と警告した。
一方ダッカのイタリア大使館は、「犯行の動機はまだ不明。ISISによる犯行声明の真偽は確認されていない」と述べた。
そのうえで、バングラデシュに滞在しているイタリア人に対し、念のためホテルやレストラン、国際学校、外国人の集まるイベントなどを避けるよう呼び掛けた。
バングラデシュでISISによるとみられる攻撃が報告されたのは初めて。フラッシュポイント・パートナーズは「今回は偶然のチャンスに乗じた犯行だったかもしれないが、ISISが東南アジアへ手を伸ばそうとしているとの懸念が強まった」としている。