米国、対ISIS作戦で地上での直接行動も検討
ワシントン(CNN) 米国が過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に対する掃討作戦について、空爆と地上戦の両面で強化する方針を検討していることが分かった。カーター国防長官が27日、上院軍事委員会の公聴会で語った。
カーター長官は、米国が今後、ISISと戦う同盟国への支援や空と地上での直接行動を「躊躇(ちゅうちょ)なく」進める構えだと述べた。
ただ米国防当局と政権の情報筋によると、ホワイトハウスはまだISISへの攻撃を強化するとの最終決断を下していない。地上戦の強化は、可能性のひとつとして提示されているにすぎないという。
カーター長官は攻撃強化に加え、さらに2つの対ISIS作戦に言及した。1つは、ISISが拠点を置くシリア北部ラッカで、同組織と戦うシリア反政府穏健派への支援を強化する作戦。もう1つはISIS支配下にあるイラク西部の要衝ラマディで、イラク軍による奪還作戦を援護する作戦だ。
委員会では米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長も証言した。