ナイジェリア軍、ボコ・ハラムから人質338人を救出
(CNN) アフリカ西部のナイジェリア軍は28日、同国北部などに拠点を築くイスラム過激派「ボコ・ハラム」の野営地を27日に襲撃し、拘束されていた338人を救出したとの声明を発表した。
助け出したのは子ども192人、女性138人に男性8人。武器や弾薬も押収した。軍が作戦を実行したのはサンビサ森林地帯にある村落2カ所。
ボコ・ハラムは昨年4月、北東部チボクで学校を襲い、女学生数百人を拉致していたが、今回救出した人質の中にこれらの生徒が含まれているのかは不明。
ナイジェリア軍はまた、情報提供を受け、アダマワ州で自爆テロ攻撃を実行しようとしていたボコ・ハラムの拠点を攻撃し構成員4人を殺害したとも発表した。自動小銃、爆弾、迫撃砲や現金も押収した。
同国軍は今年9月にもボコ・ハラムが支配していた村落2カ所を襲い、人質となっていた女性と子ども計241人の解放に成功していた。この作戦では上位幹部1人を含む戦闘員43人を拘束していた。