緊張高まる南シナ海、その現状は
(CNN) 小さな島々や岩礁、砂州が点在する南シナ海は、周辺各国が領有権を主張する場所となっている。
中国は「九段線」を設定し、同国南部の海南省から南や東へ何百キロも離れた海域まで領有権を主張。その一部は、周辺諸国が領有権を主張している海域にまで及んでいる。
中国が岩礁を護岸工事などで埋め立て、飛行場などを造成したことで、南シナ海の緊張が高まっている。
米軍のイージス駆逐艦ラッセンは先ごろ、中国が領有権を主張する人工島から12カイリ(約22キロ)内に進入したが、中国はラッセンに対して、追跡と警告を行った。