ミャンマー総選挙、スーチー氏率いる野党が過半数獲得

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アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)が25年ぶりの選挙戦を制した

アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)が25年ぶりの選挙戦を制した

(CNN) ミャンマー総選挙で、アウンサンスーチー氏率いる野党・国民民主連盟(NLD)が、圧倒的な大差で議会(定数664)の過半数を獲得したことが明らかになった。選挙管理委員会が13日に発表した。この結果を受け、新たな大統領がNLDから選ばれる。

軍事政権により、1990年からの20年間の多くを自宅軟禁下で過ごしてきたスーチー氏。解放から5年を経て臨んだ選挙戦で、同国の歴史を塗り替える勝利を手にした格好だ。

8日に行われた選挙では、開票作業の序盤からNLDが与党・連邦団結発展党(USDP)を大きくリードしていた。11日には米国のオバマ大統領がスーチー氏に電話をかけ、選挙戦の勝利への祝意を伝えている。

ホワイトハウスによればオバマ大統領は電話で、新政権の樹立が「ミャンマーの民主化において大きな前進となるだろう」と述べた上で、目標の達成に向け幅広い勢力を結集したスーチー氏の努力を称賛したという。

またオバマ大統領はミャンマーのテインセイン大統領とも電話で会談。すべての当事者が正式な開票結果を尊重し、新政府樹立に向けて協力していくことの重要性が話し合われたという。

今回の選挙は、強い力をもつ国軍が、完全な民主化に向けた現在の路線を今後も推進していく意思があるかどうかの試金石と見られている。

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