イランのサウジ大使館襲撃、湾岸6カ国が「テロ行為」と非難
(CNN) イスラム教スンニ派国家のサウジアラビアがシーア派指導者を処刑したことをきっかけに、シーア派国家イランのサウジ大使館が群衆に襲われ、両国の対立が激化している問題で、湾岸協力会議(GCC)は9日、大使館への襲撃を「テロ行為」と非難する声明を出した。
GCCはサウジとバーレーン、クウェート、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)の6カ国で構成される。リヤドで開催した緊急外相会合の後、ザヤニ事務局長が声明を読み上げた。
ザヤニ氏自身は数日前から、大使館襲撃をテロ行為とみなす立場を示していた。新たな声明により、GCC諸国が正式に足並みをそろえたことになる。
国連や欧米諸国は緊張緩和を促しているが、アラブ諸国はこれに従うつもりがないことも明らかになった。