イランのサウジ大使館襲撃、湾岸6カ国が「テロ行為」と非難
サウジは大使館襲撃を受けてイランとの断交を発表し、スンニ派の数カ国がこれに続いた。
イランは対抗措置としてサウジにあるイスラム教聖地メッカ、メディナへの巡礼や同国からの輸入を禁止。ロハニ大統領は「群衆の怒りは当然」と述べ、サウジが断交という「奇妙な措置」を取ったのは「宗教指導者の処刑という大罪をごまかすのが目的だ」と非難した。
国営サウジ通信(SPA)によると、GCCの外相らは「イランによるサウジ内政へのあからさまな干渉」にも非難を表明。イラン政府の「敵対的、挑発的」な発言が大使館などへの攻撃を「直接あおった」との見方を示した。
さらに「イランはUAEが領有する3島の占拠を続け、宗派間の争いを激化させ、テロ組織を支持してGCC諸国の安全を脅かしている」として、国際社会に対抗措置を呼び掛けた。