イランの核合意履行を確認 米欧が経済制裁を解除
ケリー長官はさらに、イランとの核合意が「紙に書いた壮大な約束」から「実現されつつある測定可能な行動」に変わり、「核兵器の脅威が縮小したことで米国や中東の友好国と同盟国、さらには世界全体がより安全になった」と語った。
英国のハモンド外相も同様の見方を示した。フランスのファビウス外相もこれを「平和と安全に向けた重要な一歩」と位置付けた。
イランのロハニ大統領はIAEAの発表を歓迎すると述べ、「神の祝福に感謝し国民の忍耐に敬意を表す」とツイートした。
同国のザリフ外相は正式発表前から、ウィーンに到着した際のツイートで制裁解除に自信を示し、「イスラム国家などすべての国々が協力し、世界から暴力的な過激主義を追放する時がきた」と宣言していた。
イランのファルス通信はこれに先立ち、検察当局者の話として、米紙ワシントン・ポストのジェーソン・レザイアン氏ら拘束中の米国人4人が解放されたと伝えていた。