中国で拘束のスウェーデン人男性、テレビで「謝罪」
(CNN) 中国で人権活動を支援する米NGO(非政府組織)に勤務していて当局に拘束されたスウェーデン人の男性が19日夜、中国中央テレビに出演し、自分は中国の法律に違反したとして謝罪の言葉を述べた。一方、NGO側は、中国当局がこの発言を強制したとの見方を示している。
スウェーデン国籍のピーター・ダーリン氏は、人権活動家らに法的支援などを提供する米NGO「チャイニーズ・アージェント・アクション・ワーキング・グループ(チャイナ・アクション)」のメンバー。
放映されたインタビューでは、「中国政府や中国国民の感情を傷つけたことを心から謝罪する」「我々が支援したことのある人々のうち一部は、明らかな違法行為に至っていたことが分かった」などと語った。
ダーリン氏はこれまでに支援した活動家3人の名前を挙げたが、現在この3人は全員、中国当局に拘束されている。
一方チャイナ・アクションは19日、ダーリン氏の容疑は事実無根だと主張。