北朝鮮で祝賀花火、「人工衛星」打ち上げで
ソウル(CNN) 北朝鮮の朝鮮中央テレビは、平壌で8日夜、人工衛星の軌道投入を祝う祝賀花火が打ち上げられたと伝えた。
祝賀会の様子を伝えた朝鮮中央テレビのアナウンサーは、「我々の宇宙技術の未来が発展を続け、この夜空の花火のように輝くことを期待する」とコメント。朝鮮人民軍の幹部は演説の中で、国際社会に制裁を科されても宇宙航空技術の開発は続けると強調し、それを阻止しようとする他国は「月に向かってほえる子犬のようなもの」と言い放った。
北朝鮮が7日に実施したロケット打ち上げに対しては各国から非難が相次ぎ、国連安全保障理事会も緊急会合で非難声明を出した。
これに対して北朝鮮は「平和目的」だったと主張。一方、国際社会は、北朝鮮が先月行った水爆実験の発表に続き、衛星を装った弾道ミサイル実験を実施したと見ている。
韓国国防省は、北朝鮮が打ち上げたロケットの残骸と思われる270片あまりを7日に海上で回収し、分析を進めていることを明らかにした。