米空軍、アジア太平洋にステルス爆撃機3機を配備

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ステルス爆撃機「B2」=Master Sgt. Kevin J. Gruenwald/USAF

ステルス爆撃機「B2」=Master Sgt. Kevin J. Gruenwald/USAF

(CNN) 米空軍は10日までに、ステルス爆撃機「B2」3機をアジア太平洋地域に派遣したと発表した。

3機は米ミズーリ州のホワイトマン空軍基地から配備され、同盟国の空軍などと合流して演習に参加する。

アジア太平洋地域は北朝鮮や中国を巡って緊張が高まっている。北朝鮮は9日、核弾頭を弾道ミサイルに搭載できるよう小型化することに成功したと発表し、10日には短距離ミサイル2発の発射実験を実施した。

一方、中国は南シナ海で領有権を主張する地域を埋め立てた人工島に港湾や滑走路を建設し、軍事プレゼンスを高めている。

米太平洋空軍のロビンソン司令官は、「最近の出来事により、インド・アジア太平洋地域全体に引き続き一貫した確実な空軍力を提供する必要があることが実証された」と指摘。「戦略爆撃機の配備により、いついかなる場所でも我々の軍事力を誇示できる能力が保証され、この地域における同盟国やパートナーとの強力な相互運用能力の確立が保証される」とした。

アジア太平洋でB2を運用する場所や、配備する期間については明らかにしていない。

B2は昨年8月にもグアムのアンダーセン空軍基地に配備されるなど、ここ数年でアジア太平洋への配備が増えている。2013年3月には米ミズーリ州から出動し、韓国の上空で演習弾を投下する訓練を実施していた。

米空軍はB2爆撃機20機を保有している。同機は1997年から運用が開始され、通常兵器と核兵器の両方を搭載できる。

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