ベルギー警察、テロ関連で急襲作戦 6人を拘束
空港で自爆死したイブラヒム・エル・バクラウィ容疑者については、2015年にシリア国境付近でトルコ当局に拘束され、オランダに送還されて釈放されていたことが判明。この時点でベルギー当局も連絡を受けていたことが分かった。
CNN系列局のRTLによると、同容疑者はベルギーで強盗事件を起こして警官に発砲した罪で2010年に禁錮9年を言い渡されたが、刑期は満了していなかった。
ベルギーのヤンボン内相はこの問題について24日、「なぜ特定の人物が早期に釈放されたのか、同容疑者がトルコにいた時点で我々がなぜ拘束する機会を逸したのか、疑問を持たれるのも無理はない」と語った。ヤンボン内相は辞表を提出したが、ミシェル首相はこれを受理しなかった。
当局は23日から24日にかけて、ブリュッセル市内のバクラウィ兄弟の自宅など複数カ所を捜索した。
このうちスカールベーク地区では複数ブロックにわたって一帯が封鎖されている。