米軍、ISIS空爆で民間人に事前警告 イスラエルに倣い

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モスルにあるISISの金融拠点の空爆では民間人に事前警告をする戦術を採用

モスルにあるISISの金融拠点の空爆では民間人に事前警告をする戦術を採用

ワシントン(CNN) 米国防総省は26日、イラクなどで行っている過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に対する空爆で、建物の中にいる民間人が避難できるよう、事前に警告する戦術を採用していることを明らかにした。

事前警告は「ノック作戦」と呼ばれ、イスラエル軍がパレスチナのガザ地区を空爆した際に、民間人に避難を促す目的で採用していた。

ISIS撲滅作戦を担う米空軍の副司令官、ピーター・ガーステン少将が26日の記者会見で語ったところでは、イラク南部のモスルで今月5日にISISの金融拠点を空爆した際は、事前に偵察を行って、ISISの会計担当幹部の男の自宅監視を続けていたという。

偵察では男のほかに、女性1人と子ども数人が自宅を出入りしている様子を確認した。そこでこの女性と子どもを脱出させるため、その建物の屋上に空対地ミサイル「ヘルファイア」を発射し空中で爆破。その後、作戦を続行したという。

米軍は当初、この「屋上ノック」が奏功して建物の中にいた女性を救うことができたと判断した。

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