農薬混入の菓子を販売、24人死亡 パキスタン
(CNN) パキスタンのパンジャブ州で、店で売られていた菓子に農薬が混入され、この菓子を食べた24人が死亡、数十人が入院した。当局が25日に明らかにした。
地元当局者によると、農薬が混入されていたのは同州ライアー地区の店で売られていた「ラドゥ」と呼ばれる菓子。ある男性客は孫の誕生を祝って店で5キロ分のラドゥを購入し、家族や親類に配ったところ、21日以降、これを食べた人が次々に具合が悪くなった。
これまでに男性の兄弟姉妹7人と子ども2人が問題のラドゥを食べて死亡。男性本人も病院に入院し重体となっている。
調べによると、菓子店の店員が誤ってラドゥに農薬を混入してしまったと話しており、同店は閉鎖されて経営者の男2人が拘束された。パンジャブ州の食品安全当局もこの事件について調査に乗り出した。