北朝鮮が36年ぶりに党大会開催
(CNN) 北朝鮮の朝鮮労働党は6日、首都平壌で36年ぶりとなる党大会を開催した。同国の当局者はCNNに対して、約3000人の党員が大会に参加したと明らかにした。
同党の機関紙、労働新聞によると、金正恩(キムジョンウン)第1書記は第7回党大会が「我々の革命の最終的な勝利を前進させる輝かしい青写真を示すことになるだろう」と述べた。
今大会では金第1書記が、父である故金正日(キムジョンイル)総書記が掲げた「先軍政治」から離れて、核開発と経済発展の同時達成を目指す独自路線を示す可能性が指摘されている。韓国や米国の政府関係者は、大会中に5回目の核実験が行われる可能性もあると見て警戒している。
北朝鮮は今年1月に水爆実験と称する実験を強行。その約1カ月後には衛星打ち上げも実施し、米国など国際社会から制裁措置を受けた。これらの措置で北朝鮮経済は苦境に陥っている。
前回党大会が開催されたのは1980年。故金日成(キムイルソン)国家主席が息子の金正日氏を党の序列2位に据えて、後継者としての地位を固めた。