日米韓がミサイル防衛演習、6月にハワイ沖で実施
ソウル(CNN) 日米と韓国が来月、初めて共同でミサイル防衛演習を実施する見通しとなった。北朝鮮からのミサイル発射を想定し、探知と追跡の訓練を行う。
韓国国防省が16日、CNNに語ったところによると、日米韓の3カ国からイージス艦が1隻ずつ参加する。情報共有に重点を置き、迎撃ミサイルの発射演習は予定していない。
米国防総省のデービス報道部長は、合同演習の具体的な内容についてはコメントできないとしたうえで、6月に米ハワイで実施する環太平洋合同演習(リムパック)に合わせて行うと述べた。日米韓が2014年12月に結んだ情報共有協定の一環として計画したという。
米軍事専門家のジェームズ・マークス元陸軍大将はこの演習計画について、「画期的だ。ほとんど前例がない」と述べた。日韓の軍事面での協力関係はこれまで歴史的な経緯もあり、限定的なレベルにとどまってきた。しかし北朝鮮という共通の脅威が増大していることを受け、両国は協力を強化しているようだと、同氏は指摘する。