日米韓がミサイル防衛演習、6月にハワイ沖で実施
米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)のトーマス・カラコ氏も、「共同演習は3カ国がそれぞれ北朝鮮の脅威を深刻に受け止めていることを示している」と語った。
ただカラコ氏によると、イージス艦のミサイル防衛システムは1~2発のミサイルを迎撃する場面で最大の威力を発揮する一方、一斉発射のような事態に対処するのは難しい。また、韓国を直接脅かす短距離の対地、対戦車ミサイルに対する防衛も想定されていない。
ミサイル防衛をめぐっては、米軍の最新迎撃システム、高高度防衛ミサイル(THAAD)を韓国に配備する案に対し、中国やロシアが「地域の軍事バランスを崩す」として強い反発を示している。