墜落のエジプト機から救難信号 捜索範囲半径5キロ以内に
エジプト国営通信によれば、信号の情報はエアバスからエジプト当局に伝えられ、捜索隊にも伝達された。
この情報についてエアバスはコメントを避けている。ELTからの信号は衛星で受信する。エアバスがいつ信号を受信したのかは不明だが、一般的には墜落から数時間以内に受信することの方が多い。
804便は19日、乗員乗客66人を乗せてパリからカイロへ向かう途中で消息を絶った。これまでの捜索ではライフジャケットや乗客の手荷物、機体の残骸の一部、遺体の一部などを回収。しかし胴体部分や原因究明の鍵を握るブラックボックスはまだ見つかっていない。
フランスの事故調査当局BEAによると、信号検知機能を備えたフランスの海軍艦が数日中に捜索を開始する予定。同艦は24日にコルス島のポルト・ベッキオを出航して現場の海域へ向かった。