英EU離脱 独立党党首が辞任表明、離脱派の中心人物
ロンドン(CNN) 英国の欧州連合(EU)離脱を訴えてきた中心人物のひとり、ファラージ英国独立党(UKIP)党首は4日、「目的を果たした」として辞任を表明した。
ファラージ氏は、UKIPは国民投票以降「好位置」に立っているとの見方を示し、自身の政治的目的は達成されたと言明。「私は英国を独立国家にしたくてこの争いに飛び込んだ。職業政治家になるためではない」「国民投票は、自分の国を取り戻したいと訴えた。今は自分の生活を取り戻したい」と語った。
同氏は昨年もいったん党首辞任を表明したが、党員らに慰留されて現職にとどまっていた。
ファラージ氏は長年、欧州議会議員を務めつつ、EUが英国の主権に影を落としていると訴えて離脱を主張してきた。もともと保守党員だったが、1992年、EU創設を決めたマーストリヒト条約に英国が調印したのを機に脱退。同条約に反対するUKIPの創設メンバーとなった。