英EU離脱 独立党党首が辞任表明、離脱派の中心人物
先月23日に実施された国民投票の後、CNNとのインタビューで「かつて私は頭のおかしいやつとして笑い飛ばされていた。離脱を支持する人もほんの一握りだった」と振り返り、「それが国民投票で1700万もの票を集めるとは、これほど幸せなことはない」と話していた。
EU域内からの移民に門戸を開放してきた英国の政策を長年にわたって批判し、移民の流入は社会の一体性を損ない分断を生むと主張してきた。その発言は、人種差別や外国人への嫌悪をあおるとして物議をかもすことも多かった。
同氏の辞任表明を受けて、UKIPでは後任の指導者探しが始まった。
一方で与党・保守党でも、EU残留を主張してきたキャメロン首相が辞任を表明したのに続き、後継者として有力視された離脱派リーダーのボリス・ジョンソン前ロンドン市長が党首選への出馬見送りを決定。新たな指導者選びが急務となっている。