トルコ、米にイスラム教指導者の拘束要求 本人は関与否定

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エルドアン大統領は米在住のギュレン師の引渡しを米国に求めている

エルドアン大統領は米在住のギュレン師の引渡しを米国に求めている

(CNN) トルコで15日夜(日本時間16日未明)、軍の一部がクーデターを企てた件で、トルコ政府は米国に亡命しているイスラム教指導者、ギュレン師がクーデター計画に関与したとの見方を示し、米国側に同師の拘束または引き渡しを求めた。

エルドアン大統領は最大都市イスタンブールにある自宅近くで支持者らを前に演説し、クーデター勢力は米ペンシルベニア州在住のギュレン師が率いる「ギュレン運動」とつながっていたと主張。米国とオバマ米大統領に対し、同師を拘束するか、またはトルコ側へ引き渡すよう強く求めた。

一方、ギュレン師は報道陣とのインタビューで「私は16年間もトルコから離れている」と強調し、直接の関与を否定した。

エルドアン大統領とギュレン師の長年に及ぶ対立には、イスラム色の強い与党・公正発展党(AKP)と世俗派との緊張関係が反映されている。

クーデター未遂により、民間人161人とクーデター勢力少なくとも20人が死亡したとみられる。死者の大半は警官だという。

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