貨物機、滑走路越え道路に突っ込む 伊空港
(CNN) イタリアの民間航空行政当局は5日、北部ベルガモの空港で同日早朝、国際宅配便事業などの大手DHLの貨物機が着陸を試みた際、滑走路先端をはみ出し、近接の道路に機首部分を突っ込んで停止する騒ぎがあったと報告した。
米ボーイング社製737ー400型機の同機には正副機長が搭乗していたが、2人にけがはなかった。着陸の際、機体の制御が出来なくなり、空港敷地を取り囲むフェンスを突き破って道路部分に進入していた。
この影響で同空港は閉鎖されたが、その後、業務を再開した。一部の便が遅れたり、欠航となったりした。
同機を保有する航空会社「ASLエアラインズ・ハンガリー」は声明で、ベルガモの空港は当時、豪雨に見舞われていたと理解していると述べた。
機首が道路部分に突き出た現場には破片などが散乱。地元のCNN系列局ライ・ニューズ24は現場の清掃には数時間かかる見通しと伝えた。
同機はパリのシャルル・ドゴール空港を出発し、ベルガモ空港に到着していた。