エジプト軍、ISIS系組織の指導者を殺害と発表

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シナイ半島の拠点への空爆で、ISIS系武装集団の幹部メンバーを多数殺害したという

シナイ半島の拠点への空爆で、ISIS系武装集団の幹部メンバーを多数殺害したという

(CNN) エジプト軍は4日、過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)と連携する武装集団「アンサール・バイト・アル・マクディス(ABM)」の指導者を殺害したと発表した。

軍の発表によると、シナイ半島でABMの拠点を空爆したところ、アブ・ドゥア・アンサリ指導者と側近多数を含む45人あまりが死亡、数十人が負傷した。保管されていた武器弾薬や爆弾も破壊したとしている。

死亡をどうやって確認したのかなど詳しいことは明らかにしていない。アンサリ指導者の名は過去のニュースなどにもほとんど登場したことがなく、詳細は不明。

ABMは2011年のムバラク政権崩壊に伴い、シナイ半島で台頭。イスラエルの打倒を目標に掲げ、エジプトの治安部隊に対する攻撃や、エジプトとイスラエル、ヨルダンを結ぶガスパイプラインの爆破事件などで犯行声明を出している。

2013年、エジプトがシナイ半島のイスラム過激派掃討に乗り出すと、ABMはISISに忠誠を誓って「シナイ州」を自称するようになった。

2015年10月にロシアの旅客機がシナイ半島に墜落した事件についても、ABMが犯行声明を出していた。

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