スイスの列車襲撃、容疑者の男が死亡 テロとの関連なしか
(CNN) スイス東部を走行中の列車内で刃物を持った男が乗客を襲い、液体に火をつけて車両を炎上させた事件で、スイス警察は14日、乗客の34歳の女性と容疑者本人が死亡したと発表した。
襲撃事件があったのは13日。列車はザンクトガレン州ブフス発ゼンバルト行きで、乗客数十人を乗せて走行中だった。同州の警察によると27歳の容疑者の男は車両に火を放った際に負傷し、14日に死亡した。
襲撃によって6歳の男児を含む乗客6人がやけどや刺し傷を負い、複数の病院へ運ばれたが、このうち34歳の女性が14日に死亡した。
当局は事件について捜査中だとした上で、容疑者の男の単独犯との見方を強めている。ザンクトガレン州警察は事件をテロ攻撃として扱ってはいないと明言。政治的動機や外国人への憎悪に基づいた犯行ともみなしていないと説明した。