トルコの結婚式場爆発、死者51人 少年が自爆か
米国のホワイトハウスと国務省はただちに犯行を非難し、トルコ政府や犠牲者との連帯を表明した。
現地のジャーナリストによると、ISISによるクルド人への報復攻撃だった可能性がある。クルド人民兵は米国の対ISIS作戦に協力し、シリア北部では要衝マンビジュの奪還などで中心的な役割を果たしている。
ガズィアンテプにはシリアからの難民が多く、ISISが民族対立をあおろうとした可能性もあるという。
アナトリア通信によると、エルドアン大統領は犯行を非難する声明の中で、政府と対立するISISと非合法クルド人武装組織「クルディスタン労働者党(PKK)」、政府が先月のクーデター未遂の黒幕と名指しする米国在住のイスラム指導者ギュレン師という3大勢力の間には「なんの違いもない」との立場を示した。
トルコは米国にギュレン師の身柄引き渡しを要求している。バイデン米副大統領は24日に同国を訪問し、この要求などについてトルコ側と話し合う見通しだ。