北朝鮮、日本海から潜水艦弾道ミサイル発射 500キロ飛行か
(CNN) 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は24日早朝、東部・新浦(シンポ)付近の日本海から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射した。
米国務省の高官もCNNに、北朝鮮がSLBMを発射したようだと語った。
韓国軍合同参謀本部はミサイルが約500キロ飛行したとの見方を示し、北朝鮮が過去に実施したSLBM発射実験と比べて距離が延びたと指摘した。米韓両国が詳細の確認を急いでいる。
韓国では22日から2週間の予定で定例の米韓合同軍事演習が実施されている。在韓米軍によると、米軍からは韓国駐留部隊を中心に2万5000人が参加している。
北朝鮮メディアは軍報道官の話として、米韓が演習中に攻撃の兆候をわずかでも見せた場合は核によって報復するとの警告を伝えていた。
北朝鮮はまた、国連安全保障理事会への書簡で、合同演習は「北朝鮮への先制核攻撃を狙った重大な軍事的挑発」であり「地域の平和と安全に対する挑戦」だと非難していた。
北朝鮮による弾道ミサイルの発射は安保理決議で禁止されているが、韓国の国防当局者は今月初め、2011年に金正恩(キムジョンウン)体制が発足してからのミサイル発射実験は30発以上に及ぶと指摘していた。
今月3日には中距離弾道ミサイル2発が発射され、このうち1発は約1000キロ飛行して日本海に落下した。