香港立法会選挙、過去最高の投票率 学生リーダーも当選
こうした中、雨傘運動を率いたリーダーの1人、羅冠聰(ネイサン・ロー)氏(23)は香港島の選挙区から立候補し当選を果たした。開票率90%の時点で定数6人中2位につけていた。香港立法会で史上最年少の議員となる見通しだ。
ロー氏とともに雨傘運動のリーダーを務め、新党「香港衆志(デモシスト)」を設立した黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏は、立候補資格を満21歳以上とする規定に阻まれて立候補できなかった。
ウォン氏は4日、開票に先立つインタビューで「公正な選挙になることを願う」と述べ、香港では14年以降、中国本土による抑圧や干渉が強まっていると訴えた。
別の新党「青年新政」からも若いリーダーらが当選する見通しだ。 九龍西選挙区では、同党の女性メンバー游蕙禎(ヤウ・ワイチン)氏が接戦を制して当選。6人の定数全てを女性議員が占めることになった。