北朝鮮、弾道ミサイル3発発射 日本海に向け
(CNN) 韓国軍合同参謀本部によると北朝鮮は5日、西部の黄州(ファンジュ)周辺から日本海に向けて弾道ミサイル3発を発射した。
当局によれば、発射されたのは「ノドン」とみられており、約1000キロ飛んだという。
北朝鮮は先月24日には東部・新浦(シンポ)付近の日本海から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射している。この時のミサイルは初めて日本の防衛識別圏に到達した。
今回のミサイル発射のタイミングは中国・杭州で開催中の主要20カ国・地域(G20)首脳会議と重なっており、結果として北朝鮮の唯一の同盟国とされる中国の面目をつぶす可能性がある。
中国の習近平(シーチンピン)国家主席は同日、韓国の朴槿恵(パククネ)大統領に対し、米国の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)の韓国配備への反対を表明していた。中国国営新華社通信が報じた。
韓国側はTHAAD配備の目的を北朝鮮のミサイル攻撃からの防衛としている。