米国、対ミャンマー経済制裁を解除へ 首脳会談受け
ワシントン(CNN) オバマ米大統領は14日、ミャンマーの民主化の進展を評価し米国が科していた投資禁止などの経済制裁を近く解除する意向を表明した。訪米したミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相とホワイトハウスで会談後に述べた。
解除の時期については具体的に触れなかったが、「間もなく」と語った。また、ミャンマーに発展途上国向けの関税優遇措置を適用する方針も明らかにした。同措置の適用でミャンマーは約5000品目を無税で米国に輸出できる。米国によるミャンマーへの経済制裁は約20年間続いている。
オバマ大統領はミャンマーの民主化について過去数カ月間、改善があったと指摘。制裁解除は新政府の下で進むミャンマー国民に恩恵を保証するためになすべき正当な措置であると主張した。
一方、オバマ政権の高官は、武器禁輸を含む一部の制裁措置は継続されると説明。民主化への移行の中でミャンマー軍部を当事者として引き込むのに必要な措置としている。